シンガポールの 住宅事情 その2
シンガポールでは、人口の95%程の人がHDBと呼ばれる、政府管轄の団地に住んでいる。
見た目カクカクしており、デザイン的には一昔前のものを感じる。
おしゃれな作りのコンドミニアムとは、一目で違いが分かる。
たいていのHDBの1階は、住人のコミュニティの場になっている。
『コーヒーショップ』 とか 『フードコート』 と呼ばれる飲食店が入っていたり、生活雑貨店が入っている物件も多い。
どれも居住部分は2階からで、1階部分は大体どこも広い空きスペースとなっている。
そして、この1階部分は多目的に使われている。
例えば、
・朝の太極拳サークル活動
・ナイトマーケット会場
・住人のおしゃべり
・結婚式
更に
・お葬式
中国系のお葬式はにぎやかだ。
トラックの荷台に、中国拳法で着るような服を着た若者が大勢乗り込む。
蛍光色の旗をいくつもたなびかせながら、太鼓をたたいて街をはしる。
キャビンの上には故人の写真を飾りつける。
これの延長で、HDBの1階多目的スペースに場所を移し、続きが行われる。
最初これがお葬式だとは分からずに、お祭りだとばかり思っていた。
このにぎやかなお葬式に耐え切れずに、コンドミニアムに引っ越すシンガポール人もいるくらいだ。
中国本土からの伝統文化なのだろうから、きっとこれからも続いて行くんだろうな。
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